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引きこもり、情報の汚水にまみれ、饂飩をすする

 Pocupine Tree「 Fear of a Blank Planet 」(2007)




Fear of a Blank Planet

Fear of a Blank Planet 
Porcupine Tree
(2007/04/24)
Roadrunner International


Tracks
1. Fear of a Blank Planet 
2. My Ashes
3. Anesthetize
4. Sentimental 
5. Way Out of Here
6. Sleep Together


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Steven Wilson : vocal, piano, guitar, keyboards
Colin Edwin : bass guitars
Richard Barberi : keyboards and synthesizers
Gavin Harrison : drums

GUESTS :
Alex Lifeson (Rush) : guitar solo on "Anesthetize"
Robert Fripp (King Crimson) : on "Way Out of Here"
John Wesley : backing vocals                                                                                                                                             満足度80




ポーキュパイン・ツリーにとって昨年は、前作「 Deadwing 」による日本再デビュー、「 In Absentia 」の日本盤発売、ライヴDVD「 Arriving Somewhere 」の発売、2度の来日公演など、15年目にしてようやく日本本格進出を果たした年となった。


昨年夏のある意味伝説となっている、ウドー・ミュージック・フェスティバル(今年も行きたかった!)にて初来日、霧の中幻想的な素晴らしいライブパフォーマンスを披露した。
そして年末はロバート・フリップをオープニングアクトに従えての単独来日公演。そこで”The Beast”なる新曲を披露。
スティーヴン・ウィルソンは「長いけど退屈しないで聴いてね。」といっていたが、17分の長さをまったく感じさせない素晴らしい演奏で、また新たな次元への到達を感じさせる、鳥肌が立つほどの曲だった。


そして、14作目となる待望のニューアルバム「 Fear of a Blank Planet 」がようやく発売された。度重なる発売延期や日本盤のいい加減な情報など発売前に萎えさせられたが、待つに値する素晴らしい内容だった。


正直最初に聴いた時は、なかなかその音空間に入っていけず、「なんだこの音の処理の仕方は」と疑問を抱いたが、ヴォリュームを上げて集中して聴き出すと、ずぶずぶとその音世界にようやく入り込むことが出来た。
やたらと拒絶感を感じる音作りだなと思っていたら、今作はインターネットなどのニュー・メディアやドラッグに依存し洗脳され、引きこもる子供達をテーマにしたコンセプトアルバムということを知り、納得。
そう考えると、この音作りはその世界観を表現するにはとても効果的だと思う。集中して聴かないと、サラーっと過ぎていってしまうが…。


今作はへヴィさとアンビエントな空気が絶妙に組み合わさり、アルバム全体にダークな雰囲気が流れており、アルバムジャケットが効果的にその雰囲気を表している。(どのアルバムも毎回そのアルバムの空気を的確に表したジャケットだと思う。)


1曲目のタイトルトラックはへヴィで緩急がある"Blackest Eyes"や"Deadwing"のような1曲目に相応しい曲。


2曲目は美しいストリングスが包み込むメランコリックな歌もの。


3曲目は単独公演で披露された"The Beast"から曲名が変更になった、"Anesthetize(麻酔)"。
間違いなくアルバムのハイライトで、おそらくPocupine Treeを代表する曲になるであろう(他にもたくさんあるが)。
イントロを聴いた時は"地上の星"かと思ったが、ヴォーカルが入り、妖しげな空気になり、ノイズやキーボードが入ってきてさらにその色を増していく。
そしてそのまま、ゲストであるRushのAlex Lifesonのギターソロへとなだれ込む。Rushでのプレイとはまた違うが、曲にあった良い仕事をしている。まあ、スティーヴンが弾いているって言われても、全然違和感が無いが。
その後、左右に振り分けられたギターのリフと共にRichard Barberiのキーボードソロが現れ、次のへヴィなパートへと移行する。
かっこよいサビを挟み、繰り返されるリフは冷たい炎(そんなもんは無いが、)のようにじりじりと燃えていて、確実にその温度を上げていく。
そして、沸点に達したとたん、突如ツーバスの連打とともに爆発を起こす。(本当にこの人はいやらしいぐらいに聴かせ方がうまい。)
そしてそのまま終了かと思いきや、嵐の後の静けさのような、幻想的なバラードに変わり曲は終了する。
18分近い曲だが、何度聴いてもその長さを感じさせない。長い曲だが徐々に積み重ねられていく音にはまったく無駄が無い。ドリームシアターのようにコロコロ展開が変わったり、複雑なパートが多いわけではないのに飽きさせないのは、Steven Wilsonによる曲作りとアレンジの巧みさによるものだろう。本当にこの人はスゴイ!!


そして4曲目はピアノによるタイトルどおりの感傷的な美しい曲。

5曲目はKIng CrimsonのRobert Fripp がゲストでサウンドスケープを披露している、アンビエントな響きを持った曲。歌メロも良いし、ベースフレーズもカッコイイ。後半のヘヴィなリフパートも良い。


そして最後は"sleep together"の歌詞が印象的な怪しげな雰囲気の曲で終了。


アルバム通してまったく飽きさせず、コンセプトアルバムとして一貫した雰囲気が流れている、無駄の無い素晴らしい作品である。
個人的には3曲目と5曲目が気に入った。しかし、欲を言えば後半にもう一盛り上がり欲しかったかところ。
今回はコンセプトアルバムということでしかたないが、やはり個人的にPorcupine Treeの好きなところは、曲の多彩さという点なので、前作の持つ哀愁あふれる曲も次回は聴いてみたい。もうヘヴィ路線はこんぐらいでいいかな…。

近々実現するであろう、来日公演が今から楽しみ。


ということで第一回目のレヴューはやはりPocupine Treeということでしたが、かなりの長文になってしまいました。めんどくさいんで次回から短くなるかも。


Pocupine TreeのMy Spaceはこちら 

Steven Wilsonによる"Sentimental"のアコースティック演奏はこちら


 

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  1. 2007/06/17(日) 00:05:00|
  2. CDレヴュー
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5
<<人間失格!猫背に猫舌、俺は人間というよりほとんど猫だーね。 | ホーム | 土佐ブログ>>

コメント

実家帰ってんだー
麻雀できないじゃーん!
あの部屋好きだったのに・・・
山形帰ったらまた遊びましょ

そんな人恋しいくまざわくんにおすすめのアーティストをご紹介。
OZRIC TENTACLES!!
電子音でぶっ飛び系です、トリップできます。

じゃ、YAMAGATA LIFEを楽しんでねー!
これを機に神主の資格でもとってみてはいかがか?!
  1. 2007/06/17(日) 22:18:22 |
  2. URL |
  3. むらやま #-
  4. [ 編集]

Ozric Tentaclesはもちろん押さえてますよ。
つっても、「Erpland」、「Pungent Effulgent」、「Strangeitude」の3枚しかないけど。どれもカッコ良いよね。全部一緒だけど…。そのうち、レヴューします。左のアルバムジャケットに表示されてるよ。それ系で他になんか良いのあったら教せーて!

東京戻ったら、もう一回あの穴倉でマージャンやろーぜ!
  1. 2007/06/17(日) 22:34:27 |
  2. URL |
  3. マッドオナニスト #-
  4. [ 編集]

このブログすごいね!
わきにジャケットとか表示できんだ!
このアルバムは発売日に買わせていただきました。
おれも同じく最初はうまく入り込めなかったけど、
最近徐々にお気に入りになりつつあります^^
In Absentia以前のアルバムはThe Sky Moves Sidewaysしか
聞いたことないんだけど、何がオススメ?
まぁ、どれもいいのかもしれんが・・・。
そのうちまたオススメ教えて!
  1. 2007/06/18(月) 22:13:57 |
  2. URL |
  3. あんどい #-
  4. [ 編集]

おすすめは「Stupid Dream」と「Lightbulb Sun」と「Signify]かな。
あとライヴ盤の「Coma Divine」も良いよ。

「Signify」なんかはむらやまくんおすすめの
Ozric Tentaclesと通じるものがあるよ。

あーー、ブログいろいろいじってみたけど、きれいなレイアウトにならん。リンク張ったり、字の大きさの変え方とかはわかってきたけど。
あと自分のPCの大きさに合わせて、デザインしたから、小さいPCだと字がきれいに収まんないかも。
テンプレートもなかなか合うのが無いし、やっぱり自分でいじんないといけないのかな…。
自分のブログのデザインに直接書き込める感じで
書けないかね?
しばらくはデザインがコロコロ変わると思います。
  1. 2007/06/19(火) 00:01:19 |
  2. URL |
  3. マッドオナニスト #-
  4. [ 編集]

返答ありがと様。
要チェキさせていただきます^^

おれもブログの方は軽~くいじったけど、何気に納得いくものってできないよね・・・。
HTML使えるんならテキトーにwebで見つけて勉強してみては。
そんなに難しくないし。
  1. 2007/06/19(火) 23:48:25 |
  2. URL |
  3. あんどい #-
  4. [ 編集]

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